| 高砂人形 一位一刀彫 七寸 克之作 高さ:約22cm 木箱入 伝統産業的工芸品木の国、飛騨の象徴である一位の木は、イチ科に属する常緑樹で、古くから銘木として知られています。江戸時代末期、松田亮長が、当地方の一位材を用い、その木目の比類ない美しさを活かし、彩色をほどこさない独特の根付彫師となって、一位一刀彫が大成しました。その流れを汲む人々によって受け継がれる作風は今日に生き続け、地方色豊かな雅味ある作品が次々製作され、伝統を尊び新技法をとり入れつつ益々研鑽に務めています。なお、使用します一位材は樹齢四,五百年の貴重なものより吟味し用います。高砂人形の由来祝言物として有名な「高砂」は、世阿弥作の能の名曲です。物語は、九州阿蘇の宮の神主友成が高砂の浦で松の下を清めている老夫婦に出合い、“高砂”、“住吉”という二本の名木とされる松が「相生の松」と称されるいわれを聞くというものです。この老夫婦が尉(じょう)と姥(うば)で、高砂、住吉の松の精なのです。「高砂」は、昔から祝儀の席でうたわれています。祝言の席でも、『高砂や、この浦舟に…』と、うたわれてきました。この尉と姥を、長寿の夫婦の象徴として嶋台にのせたものが高砂人形です。 |